『あしながおじさん/Daddy Long Legs』
こんにちは。
当時私は、フィリピンのことを何も知らずに、留学費が安いという理由で5か月間のフィリピン留学を決めました。
着いたときは真っ暗でしたが、どこからか歌声が聞こえて日本とは違う雰囲気でワクワクしていました。
長期滞在していると、どこか昔の日本の夏の雰囲気も感じられる場所でした。
ただ本当に野良犬が多い。夜の野犬には要注意です。
フィリピンのタクシー自転車/トライシカットという乗り物に乗っている時に、荒れ狂った小型犬に追いかけられた時は、えー!!きみはいったいどうしたんだ?と言う感じでした。
そんなとってもワイルドなフィリピンに滞在していた時に、とても印象に残ったお話を紹介したいと思います。
フィリピン留学中、フィリピンの先生から聞いた話
フィリピン留学中、同い年の現地の語学学校の先生と仲良くなり、家にお邪魔して、先生家族と一緒にカラオケをしたり、先生の彼氏と一緒に大人数で観光したりと仲良くしてもらっていました。
※フィリピンに行くとわかると思いますが、フィリピンの人たちはカラオケが大大大好きです。町を歩けばいたるところから歌声が聞こえます。そして皆本当に上手なんですよね。
その先生は、大人数の姉弟の長女です。
彼女は大学に行くための費用をアメリカの人に援助してもらったと言っていました。
記憶が曖昧ですが、そのアメリカ人の方とは会ったことはなかったと思いますが、Facebookで連絡を取り合っているようで、彼女の今までの学費を援助してくれていた存在なのだそうでした。
援助する代わりに彼女の生活を確認するために連絡は取り合っているようでした。
その話を聞いたとき、本当に【あしながおじさん】て存在するんだなぁ!!
とそのアメリカの方に感動しました。
援助を受けた彼女は、立派に語学学校の先生になり、下の妹たちの学費を払っています。今現在、日本人生徒向けのオンライン英会話の先生をしています。
なので英会話の先生の方が、教育機関の先生よりお給料が良いのだそうです。
語学学校の先生は、教育機関の先生をお給料の面で諦めて語学学校の先生になっている方が多いです。
ボランティア精神
募金への寄付をすることで貧しい国の子供たちを援助する方法はありますが、1人の人間が1人の子の人生を援助していく方法があるということを、その時初めて知りました。
フィリピンの滞在していたセブ島には、貧しい地域スラム街があり、そこは治安も悪いところなのですが、もちろんそこには、多くの小さな子供たちも生活をしています。
充分な医療を受けられていないのかなぁと思われる人を、町で時々見かけることもありました。
私の滞在中には、スラム街ではないところでしたが、葬式の列を見かけました。
棺を見たらそれはそれは小さな棺でした。
約10年前のことですが、今のセブ島は少しずつ変わってきていることを願っています。
フィリピン滞在中いろんなことを考えさせられました。
フィリピンの人たちは、とても陽気で明るい人たちです。
日本人にとっても、とても親しみやすい人々です。
今の自分ができる範囲で何か出来ることをしていきたいと思うきっかけになりました。
あしながおじさん
『あしながおじさん』
(Daddy-Long-Legs)は、1912年発表されたアメリカの小説・児童文学作品。
作家・・・Jean Webster
私は小説は読んだことありませんが、小さい頃『あしながおじさん』のアニメをよく見ていました。
あしながおじさんになかなか会えず、いつ会えるのかなぁと思いながら見ていたような気がします。そんなちょっと切なさもありますが、とっても明るい主人公に癒されるアニメでした。
個人的には日本語の表現の方が、あじがある気がするのは、私が日本人だからでしょうか?
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